順番が逆になってしまってるが、これが2022年の1発目。静かに、クールに響くグルーヴに身を任せてゆったりとした気分で聴くプレイリスト、特に前半は。
2021年の最大の収穫はCautious Clay。僕のプレイリストでこれまで3曲使って3曲とも1曲目にレイアウトしている、ってほどに高強度インパクトフル。往々にしてプレイリストの1曲目って、その時の一番のお気に入りであることが多い。だって、一番多くの回数聴けることになる訳だからね。声も曲もアレンジも、すべてにおいてチャーミング。こんなに夢中になったアーチストも正直久しぶりだ。 今回はサックスのソロがフィーチャーされていて、これがまた新鮮。この手の打ち込み主体のサウンドメイキングの渦中にあって、絶滅危惧種のサックスソロが聴けるのだ。何という幸せ。そういえば⑥の方はギターソロ。これって贅沢ってこと? 今や楽曲に一段の深みを増すのはこうしたチャレンジなのだ。 そして何と言っても、Silk Sonic。このラスト⑭は彼等のアルバムでもエンディングを飾っていて、エンドレスにフェーディングアウトしていく様は、まさに精神の高揚やあくなき想い、永遠なるものへの憧憬みたいなものを象徴しているかのよう。これはAnderson .PaakのEW&Fへのオマージュだよなぁ。いくら敬慕の念が強いと言っても、モーリス・ホワイトが歌っていない時点でEW&Fにはなれないことくらい彼等だって十分承知している。だから、これはモーリス・ホワイトがSilk Sonicをプロデュースしたらこんなですかね、って感じに仕上げているのがミソだ。 EW&Fの、極みに達したと思しき名作「Spirit」の頃のモーリス・ホワイトが息づいているSilk Sonic。いやぁ、素晴らしい。単なる人気者バンドじゃ全然ないない。 ※Apple Music・Spotifyにてプレイリスト公開中 coastcafestudio で検索!
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March 2022
AuthorI am enjoying music with PowerBeats Pro and JBL SoundGear. Categories |