聞き覚えのあるElton Johnの名曲がDua Lipaとのコラボで蘇る・・・といううたい文句の③。素晴らしかったあの映画の後だけに、最初に聴いた時の感想は「この曲はそんな風に歌っちゃダメダメー」、だった(過去形)。サウンドプロダクションは安易なディスコ調にも聴こえるし、それは1979年の「Victim Of Love」を想起させる。「Victim Of Love」は一般的にはEltonが方向性を見失って血迷って作ったアルバムと評されているものだ。
コロナ禍下における企画でDuaはリモート参加。「Rocket Man」のサビをユニゾンで追従しているだけで、ソロパートを歌っている訳ではない。がしかし、この歌が生まれるに至った経緯を知ると、このサウンドメイキングはこの組み合わせにしてある種の必然だったのかもしれないと思える。何せ、Duaの大ヒットアルバムのタイトルは「Future Nostalgia」なのだから。そして、いつしかデュエットパートが耳を離れなくなってくるから不思議。 ⑨のAdam Levineはアニメ映画のサントラから。バンドにこだわったアルバム作りを続けていると言われるMaroon5だが、この曲なんかはメッチャ楽しいし、Adamの声質に合った曲作り、アレンジが最高。Adamの歌もすごくリラックスしたムードで、今じゃ絶滅危惧種と化したサックスのソロなんかもフューチャーされていて、70~80年代のポップスの時代を彷彿とさせる仕上がりがとてもいい感じだ。 ⑭のEarth, Wind & Fireは実はちょっと複雑。これはEarth名義の新曲にLucky Dayeが参加しているという体なのだが、どういう意図があるのかよくわからない。ただ、この元曲(「You Can’t Hide Love」)は数多いEarth, Wind & Fireの傑作の中でも最重要曲に位置づけられるもの。1曲だけポツンと持って来られたという印象の今回のリバイバルなのだが、やはり曲の持つ力は並みじゃなかったってことを再確認した。 ※Apple Music・Spotifyにてプレイリスト公開中 coastcafestudio で検索!
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March 2022
AuthorI am enjoying music with PowerBeats Pro and JBL SoundGear. Categories |