僕が今のようにプレイリストを作り始めたのは1981年、大学3年生の頃。親しい友人たちとクルマで都内を走るのが大好きで、音楽担当だった僕はドライブ中にカーステで流す曲の選択を任されていた。
発端は「Street Lifeを夜の青山通りで聴きたい・・・」。当時の僕たちの中ではCrusadersのStreet Lifeは今風に言えば神のような曲で、それぞれがそれまで聴いてきたどんな音楽よりもカッコいいとさえ思っていた。そこでStreet Lifeだけでなく、最高にイカした曲を集めて作ったのがこのプレイリストである。 その頃の僕の住まいは中野。そこを出発して青山通りまでは山手通りを南下して小田急をくぐったら左折。代々木公園を抜けて表参道経由のルートを想定。時間帯にもよるが、30分はかからない程度と見込んで使用するカセットテープは片面27分の54分収録タイプで決定。A面最後の曲が終わったらすぐにひっくり返ってB面トップのStreet Lifeが始まるようにしなきゃ。ここ大事。表参道の最後の信号待ちでStreet Lifeのイントロが掛かったら最高だよね。 とんでもなく、目茶苦茶楽しかった。そんな経緯を経て生まれたのがこのプレイリストである。僕のルーツでもあるからして、3000番は永久欠番(下3桁ゼロ番)。 その3000を今またどうしてか、それはある訃報に接したからである。Dear Dr. John。感謝と追悼の意を表して。 ※このプレイリストには2019年6月時点でApple MusicおよびSpotifyにおいて聴くことの出来ない曲を含むため、両サービスへのプレイリスト公開をしていません。
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Ed Sheeranがコラボアルバムを出す。先行するシングル第一弾はJustin Bieberとのコラボで、ここにピックアップしたのは第二弾となるのかな。この曲、イントロが最高ッスよね。Apple Musicで初めて聴いた時には今年の「ベスト・イントロ・オブ・ジ・イヤー」を確信。ホント、出だしがカッチョいい、でしょ? 攻めてるよね。
曲の方はというと、「文句アッか」と言わんばかりの流行りっぽいキャッチー路線。言い換えると誰がやっても大体これくらいは出来ちゃう・・・なんだけど、やっぱり制作費のかけ方が違うのだろうか、そこはかとない高級感が漂うんだなぁ。前回のMadonnaの時も同じように感じた。他を寄せ付けない大物感とでも言いますか。 ただ、ポップソングの世界が画一化没個性化の度合いを深めていく中で、どこで差別化を図るのか、というのが大きなテーマになりつつあるような気もしていて。制作費ですか? 印象的なイントロですか? ンなこと考えてると楽しくないので、ここは予定調和の心地良さに浸るのが正しい。 ところで7曲目 Gucci Maneの ”Love Thru the Computer” は、Zapp & Roger の4枚目のアルバムに収められていた ”Computer Love" のサンプリング曲。Justin Bieberの参加によって注目を集めている訳だが、何とJustinがRogerの看板プレイだったヴォコーダーを使用しているのがミソ。賛否両論あるだろうが、Rogerの偉大な功績は永久不滅ってことで。
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March 2022
AuthorI am enjoying music with PowerBeats Pro and JBL SoundGear. Categories |